5軸マシニングセンタは3軸マシニングセンタよりも高額になるとはよく聞くものの、具体的にどのくらいになるのか気になるものですよね。ここでは5軸マシニングセンタの費用について紹介します。
5軸マシニングセンタの相場は、機械の性能やオプション機能、メーカーによって大きく異なります。
一般的には、数千万円から1億円以上の価格帯が見込まれます(※)。ただし、具体的な価格は、各メーカーによって公表されていない場合が多く、見積もりを依頼する必要があります。
なお、価格は、導入する設備の仕様やカスタマイズの度合いによっても変わるため、事前に複数のメーカーから見積もりを取り、比較検討することが重要です。
本ページで収集した全12製品の価格を正規化して集計した結果、平均価格は4,962万円、中央値は4,439万円です。
| メーカー名 | 製品名 | 価格(万円) |
|---|---|---|
| ジェーケーエム | 5面5軸マシニングセンタ | 1,000~5,000 |
| 松浦機械製作所 | MX-520 | 2,600(程度) |
| ニデックオーケーケー | VB-X350 | 3,190 |
| オークマ | UNIVERSAL CENTER MU-400V | 3,350 |
| 松浦機械製作所 | MX-420PC10 | 3,795 |
| DMG森精機 | NTX 500 | 4,147 |
| 三井精機工業 | PJ303X | 4,730 |
| 安田工業 | YMC650+RT20 | 5,500(程度) |
| ヤマザキマザック | VARIAXIS i‐800 NEO | 5,698 |
| 牧野フライス製作所 | DA500 | 6,050 |
| スギノマシン | XtenDED(Xion α-5AX-AM) | 8,580~ |
| 牧野フライス製作所 | V100S | 8,900 |
※算出ルール:四捨五入で万円に統一。「A~B」は統計で(A+B)÷2を採用。「C~」は統計でCのみを採用。「X(程度)」はXを採用。表の表示は出典の表記どおりです。
一般的にインターネットやカタログ上ではあまり掲載されていませんが、一部のメーカーでは価格表示を確認することができました。参考程度にご覧ください。

直線3軸早送りは従来比1.2倍、傾斜軸1.4倍、回転軸1.5倍で高速化。設置面積5.8㎡の省スペースに加え、テーブル中央まで460mmで段取り性向上。電力・CO2見える化も標準です。

旋削加工と5軸複合加工の組み合わせにより工程を集約し、高精度切削と生産性を両立。航空機部品や宇宙関連の加工現場でも活躍する汎用性の高い機種です。

横型マシニングに同時5軸機能を追加し、立形加工・斜面加工・ターニングにも対応。1台で多工程をカバーでき、幅広い部品の自動化生産に適した構成です。

異種材料の一体造形と精密切削を1台で完結。A・C軸はダイレクトドライブ、X・Y・Z軸はリニアスケールのフルクローズドループを採用し、高速性と高精度を両立します。

省スペース設計で設置負担を抑えつつ、1台でフライス加工からミーリング加工までひと通り対応。ロボットシステムIMTRを併設すれば、完全自動化運用が可能です。

主軸が最大回転数2万min⁻¹に到達するまでの時間を従来比70%短縮。加工ワーク最大径も23%拡大し、時間・設置面積当たりの生産性を向上。自動化仕様により省人化運用にも対応します。

同時5軸対応のシリーズ最大機。1.5トンまでの大型ワークに対応し、大型製品加工に適します。天井一体型扉を採用し、上部からのクレーン搬入・搬出が容易です。

最小型機をベースに加工部品サイズを拡大し、直径420mmまで対応。専用パレットチェンジャーを大型化しつつ本体はコンパクトで、自動化前提の多品種生産に適合します。

多彩なオプションにより自動運転が可能。パレット移動を伴う自動化を推進でき、フロアパレットシステムPC4との組み合わせで長時間・高効率の無人運転に対応します。

主軸最高回転数50,000min⁻¹、テーブル寸法180mm。回転式2段扉で正面操作扉の開口幅を広く確保し、治具の着脱や段取り作業の効率を高める設計です。

YMC650の改良版。全軸ダイレクト駆動と高剛性構造、精密リニアガイドを継承しつつテーブルレイアウトを最適化。最大約35kgのワークに対応します。

CNC装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載し、AIによる熱変位補正やびびり抑制、デジタルツインでのオフライン検証に対応。自動化対応と高速化で生産性と精度を高めます。
高性能な5軸マシニングセンタは高額で、導入のハードルが高いのが現実です。
そこで、国の「中小企業省力化投資補助金」を活用すれば、最大で1億円規模の補助を受けられる可能性があります。
この中小企業省力化投資補助金は、人手不足や生産性向上を目指す中小企業を支援するための制度で、特に産業機械部品や自動車部品の加工業者などでは有効活用できるはずです。
メーカー各社が出している汎用製品をカタログから選択・導入できる「カタログ型」と、個別の現場や事業内容に合わせて様々な支援(設備導入・システム構築)を行う「一般型」の二種類があり、それぞれ申請方法が異なります。
詳しくは以下のページで説明しているので、是非チェックしてみてください。
5軸マシニングセンタを導入する際には、初期費用だけでなく、メンテナンスコストにも注意が必要です。高性能な機械であるため、定期的なメンテナンスが求められます。特に精密機械の場合、長期的な稼働を保証するために、定期的な点検や部品交換が必要です。
メーカーによっては、製品保証がついていることもあるので、導入を検討する際にはチェックしておくと良いでしょう。
5軸マシニングセンタメーカーの中でも加工する部品によって適切なメーカーがかわることから、当サイトでは「産業機械の部品」「航空機部品」「自動車部品」の加工する部品別におすすめの5軸マシニングセンタメーカーを紹介しています。メーカー選びの参考にしてください。
当メディアでは、5軸マシニングセンタの構造による違いやメリット・デメリットなど、5軸マシニングセンタを導入する上で知っておきたい基礎知識をまとめて紹介しています。5軸マシニングセンタをはじめて導入する方はご参考にしてください。


